どれみふぁ/○○/からの詩

アクセスカウンタ

zoom RSS ちいさな旅

<<   作成日時 : 2014/09/28 14:38   >>

ナイス ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 6

詩は<小説の息>だと言った作家がいた。

車窓に広がる田園風景を見ながら思い出した。




波打つ黄金色の稲穂。

風が戯れ、ことばを切り抜いては散らしてゆく。



車体が傾くたびに川の流れが様相を変え、

白いしぶきが、手をつないで下ってくる。



突然、白い小花の群れが広がって消えた。

身をよじって追うと、青空の下で、小首をそろえてなびいている。

蕎麦の花だろうか。



渓谷にさしかかった。

せり出した白い岩壁が見下ろしている。

巨石が渓流に腰を据え、川はもう脇役だ。



峠が近い。

観光客が集う石霞渓も間近。

伯備線の生山駅に降り立つと、

空と山が同じ目線にひろがった。


森羅万象。


井上靖が、天国に近い駅と形容したように覚えているが・・・。




この日、日南町美術館で星野富弘展を見て、

ふたたび列車に乗って帰路についた。

一時間ほどの車窓の旅だ。


ただ、帰りは若い女性と一緒だった。

ひょんないきさつで隣り合わせ、

帰りはずっと話していた。

音楽療法を学んだそうだが、

今は臨時で図書館勤務だという。


たまにある。

初対面なのに、話が弾むひと。

そのうち、彼女が一度もスマホを取り出さないことに気がついた。

若いのに珍しい。

「わたし、やめたんです」

以前、仲の良い友達と会っているとき、

頻繁にスマホをいじられているのが気になった。


(何を書きこんでたんだろう)

別れてから、その友人のツイッターを覗いてみた。

自分と出合っていた話題が事細かく報告されている。


(見なきゃよかった・・・)

そう思って、やめてしまった。

大好きな友人を嫌になるぐらいなら、

スマホなんかやらなきゃいいと考えたのだ。


なんだか、24歳に教えられた気がした。


ちいさな秋と

おおきな秋がにぎやかだった

九月初旬のことである。




追)

K・Hさま

ご心配のメールをありがとうございます。

「どうしたの?」

ありがたい優しさ。

ブログの扉が錆びつくところでした。

いつも、助けてもらってます。


















テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 5
ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
旅って 不思議
素の話が出来る面白さがある
24歳の彼女の話。嬉しくなった。
目をみて話すって 心が伝わるものね。
桂川の乙女
2014/09/30 07:17
桂川の乙女さん

そうなの、車で行っていたら体験できない出来事でした。
素敵な24歳でした。
不思議なぐらい、友達との会話でした。
若返ったかな(爆)
七海
2014/09/30 08:24
すてきな女性ですね。なんとなくイメージできそう。

SNSは遠い人との距離を近づけるようで、
近くの人を遠ざける・・・ヘンなものですね。
とうい
2014/10/08 23:19
とういさん

きっとイメージ通りです。
ふわっと人になじむ雰囲気がありました。
SNS・・・ほんと、そう。
距離と太さが反比例しているようです。
彼女の素敵なところは、相手への気持ちを守ったところだと思います。
とういさんと気が合っただろうなあ〜
七海
2014/10/10 19:53
七海さんのお返事、永久保存。
とうい
2014/10/10 23:53
ブレスに響きを感じる

そんなとういさんのことばが好きです
七海
2014/10/11 10:26

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
ちいさな旅 どれみふぁ/○○/からの詩/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる