どれみふぁ/○○/からの詩

アクセスカウンタ

zoom RSS 森の前夜祭

<<   作成日時 : 2014/11/03 14:32   >>

面白い ブログ気持玉 9 / トラックバック 0 / コメント 12

画像



                    トンネルの向こうにあるもの・・・・

                           それがなかなか見つからない


画像



                       木々が躍りだしながら・・・・・招く

                            まだ見つからないので絵が変わっていく




描き続けたいのに、経過を残しておきたい絵がたまにある。

ふっと手を休めた時 「これでよし!」と思うのに、

眺めていると手を入れたくなる。

「あ〜〜〜っ」と思いながら、今もまだ画用紙を睨みつけている。


そして・・・・・どうなる?



               ☆



今日はちょっと腰が痛い。

昨日、かなり大きなストーブを倉庫からお店まで運んだから。

それも、ひとりで。



お店を始めた頃は、夫とふたりで「わっしょい! わっしょい!」だった。

まあ、楽しい季節変わりの行事。



それが、5、6年前に夫が腰を痛めてからは、

私ひとりの仕事となった。

1メートルほど運んでは休み、運んでは休みと小刻みに運ぶ。


冬が近づくたびに「めんどくさいなあ」と思っていた。



そのうち、根っからの気の短さが頭をもたげる。

一気に突っ走りたくなってきた。



倉庫から取り出したあと、

「ふっ!」と下腹に力を入れてストーブに手をかける。


あとは、ひたすら走る。


必死の形相で、今にもずり落ちそうなストーブを抱えたまま、

走る! 走る!



走行距離にすると10メートルほどだが、一度おろすと気力が失われる。


お店のドア前で、叫んでしまった。



「Eちゃあ〜〜〜ん、ドア開けて!」

「お店のドア〜〜〜!」

「早くぅ〜〜〜っ!」


ついには

「開けろ〜〜〜!」


おまけに

「ひらけ〜〜〜〜ごま!」


ようやく開いて、滑り込むようにしてストーブをドカッ。





ふと見ると、

ドアを手にしたまま、棒立ちになった夫がいた。

「すごい・・・」

すこし怯えていたような気もしたが。




でも、さすがに、にじり寄ってくる年月には勝てません。

昨年から、キャリーで運ぶことにした。

イタリア旅行したときに旧型のトランクで難儀をしたので、

ローマのお店で買ったトランク用のキャリーだ。

倉庫で眠っているのを見つけ、板を敷いて台座にすればなんとか運べた。


この板も、福井にいるときに陶芸を始めて手に入れたもの。

同じく倉庫に眠っていた。

何が役立つか分からないものだが、

もっと早く気がついていれば、私の怪力を悟られないで済んだのに。



最近は、ちょっと硬いネジはみんな私に回す。

「僕、色男なもんで・・・・」と。






テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 9
面白い 面白い 面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
いざ!
というときに出るチカラって
女性の方が強いのかも・・・
あ、いや、七海さんてわけじゃなくて、
一般論として・・・
とうい
2014/11/03 23:43
とういさん

地震が起きた時、
両脇におばあさんと娘を両脇に抱えて飛び出した知人がいました。
わ、わたし?
へそくりを隠した箪笥ぐらいかる〜く背負い・・・ません!
どうでもいいけど、むか〜〜し握りこぶしを頬張ったことがあり、
「人には見せない方が・・・」と言われたことがあります。
七海
2014/11/04 20:09
時々馬鹿力がでるけど、何となくむなしくなってしまう私がいます。
後で体が痛くなって・・・
どろっぷす
2014/11/05 20:37
どろっぷすさん

今夜の十三夜は眩しいぐらいですね。
夕方の白い和紙のような月、しばし立ちすくんでました。
ストーブを抱えて走る姿なぞ、想像できない風情だったかと・・・。
ほほほ。
七海
2014/11/05 22:51
森のトンネルを抜けるとき、木々に現世の記憶が引っかかっていくのでは。
自分に関するいろんな情報が無くなると、案外自由で心地良いものです。
森はどんどん変わるのですか。
どう変わるのでしょうね。

昔、父から聞いた話。
太宰治に一升瓶をお土産に持って行って渡したら、
「君、持ってくれたまえ。ぼくはペンより重いものを持ったことないから」
と、言われたそうな。
色男は力が無くて良いのです。

腰、お大事に。
峰猫
URL
2014/11/06 22:03
峰猫さん

>現世の記憶が引っかかっていく
そんな木々のトンネルだなんて、いいなあ。
そう行きたい(往きたい)ものです。

この絵、バランスのよさが崩れていけばいいのですけど。
なんか程々に具合がいいでしょ?
今、壊す潔さがほしいんだ。

>お父上の話。
面白そうなことがいっぱいですね。
っまた、ちょこちょこと教えてくださいな。
でも、編集者という職業は修行そのものではないですか?
文藝春秋の編集長だった高橋さんの本を読んで思いました。
深夜だろうが、相手に合わせて長電話のお付き合いありで、
とにかくいい作品を書いてもらうために滅私奉公ですもの。

ところで、わが家の色男はちょっと胡散臭いんですよ。
太宰とちがって、お酒なら易々とひったくります。
七海
2014/11/07 20:26
素人の私には完成品に見えるが、まだまだ未完成、これから思わぬ画にも変身、写真とは大いに違いますね。未完成作品、この響きがいいですね。余韻が残ります。

“昨年から、キャリーで運ぶことにした”、まで読んでああよかった!昨日のストーブ運びはちょっと前の話だったのか、ああよかった!それにしても昨日のことのように鮮やかに描かれていて、文章の力に脱帽です。

楽しくいたわり合って過ごしておられるご夫婦の様子もちらっちらっとうかがえ、ほんわかした気分で拝読しました。
茜雲
2014/11/08 17:37
茜雲さん

>未完成作品
だから続くのかもしれません。

植田正治の写真に詩を添わせた「手から、手へ」という本があります。
写真の一枚いちまいが、一層、語りだします。
ひとの手による<進行形>の未完成作品もあるんですね。

>ああよかった!
ですよね。なんと無茶なと思われて当然かな。
でも、一昨年までの三回ほどはやったんですよ(爆)。
キャリーを使っても要所要所は持ち運ぶので、
今年はそれで腰が痛かったようです。

来年は、常連客の若手に珈琲一杯で頼もうかと目論んでます。
「一人で運んだ」と話したら、
カイツブリのように目を剥いてましたから。
七海
2014/11/08 23:37
背を覆う木々の上り坂の山道を歩いていると、見上げる向こうに
少し青空が見えてくる。ああもうすぐ頂上に近い!
そんな希望が疲れを飛ばしてくれる。
それが途中の峠だったりするときがあるが・・

柔らかい光の中に踊りだす木々を見ていると
なにか嬉しい自分を感じて。
桂川の乙女
2014/11/10 13:53
桂川の乙女さん

山に登られるんでしたね。
登っているときって不思議ですよね。
若い頃の数少ない体験ですが・・・。

なあ〜んにも考えず、漠然と希望の光をめざしている。
意識に囚われない、かたちのない<希望>。
そんなものを描きたいのではとコメントを読みながら思いました。
わたしも今、嬉しい自分を感じました。
七海
2014/11/10 19:52
絵画の完成って何処なのでしょう?
写真にも長い長い時間を閉じ込めてみたい衝動に駆られる今日、この頃です。
いつも、素敵なコメント頂きありがとうございます。
ちーぼう
2014/11/11 20:21
ちーぼうさん

>写真にも長い長い時間を閉じ込めてみたい

私きっと、絵としてちーぼうさんの写真を眺めています。
シンプルな構図にはっとさせられれるのは、
その瞬間のために費やされた時間の裏打ちがあるからでしょうね。

>素敵なコメント
こちらこそ触発に感謝してます。
つい言葉になる写真に出合えて感謝してます。
七海
2014/11/11 21:07

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
森の前夜祭 どれみふぁ/○○/からの詩/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる