どれみふぁ/○○/からの詩

アクセスカウンタ

zoom RSS 十日が過ぎて・・・・

<<   作成日時 : 2015/03/14 12:41   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 15 / トラックバック 0 / コメント 11


画像





葬儀はいらない

映画音楽で見送ってほしい


骨はローマのテベレ川へ





        *

気持ちを大切にして

わが家でゆったりと湯灌をして、身内だけで見送った


わたしの姉一家のほかに

夫の兄と妹夫婦が大阪から

姪が東京から駆けつけてくれた


それから驚いて「どうしても顔が・・・」と合間に駆けつけた友人らが



音楽は<雨に唄えば>と<巴里のアメリカ人>


骨壺はお気に入りの

すっぽりと両手に納まるほどの蓋付き陶器



新聞告知なども一切しなかった


ひっそりと哀しみだけに埋もれていたかった




そんなわたしを心配して 姉が入り浸ってくれた

親しい友人が立ち寄ってくれる



店の休業張り紙も<忌中につき>に切り替えた


ぽつりぽつり、驚きの電話が届いたり

遠慮がちな弔問があったりする



そのたびにわたしの時間が巻き戻されるが

少しずつ涙の質が違ってきている


入院中の三ヶ月半の孤独が

唐突の孤独を思い出と馴染ませているようだ




昨晩は、自身も介護で忙しいというのに

「今日はフリーだから」と一緒にご飯を食べてくれる友と過ごした


ビールを飲んで高笑いも飛び出す


ピンポ〜〜〜ン



「知らなくて・・・・」

目の前に、目を真っ赤にした近所のご夫婦が立っておられた


「あ、あのぅ、友達とつい・・・」


慌てるわたしに

「さっき、窓から笑い声が聞こえて安心しました」

「奥さんが明るくしておられるのが何よりの供養ですよ」




いろんな人に励まされている


あなたからの贈り物なの?



今朝、お骨の壺があまり熱くはならなかったけど

安心して往っちゃった?






画像



今も、この服を着ているのかしら

あの晩に付け加えたワンちゃんに気がついてくれた?

「みんなと同じ白装束で三途の川・・・・・。彼らしくないなあ」

と納棺の衣装にしたけれど

「お色直しをするかもしれない」と、白装束も入れてもらった



最後の最後まで

ふと目を覚まして

何か言いそうな顔だったこと

それが、わたしを元気づけるの




わたしの誕生日に

「僕を追いかけて、生まれて来てくれて ありがとう」

そう言って笑わせてくれたけど

今は

「しばらく、楽しめよ」

そんな声が聴こえる






帰り際、「あしたは何時に来る?」と必ず聞いたあなた

あの晩だけ、なぜか尋ねなかった

このことがずうっと気になっているの


あなたがいた部屋で

「ずうっと一緒だもんね」とつぶやいたけど・・・・・





<手袋を脱いだような>



あなたの死を

そう思える日がくることを願って


ありがとう


                     

                            あなたを 忘れない














テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 15
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
ナイス ナイス ナイス ナイス
驚いた 驚いた 驚いた
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
もしかしたら、
もしかしたらですよ、
ここがご主人様との伝言板に。
むかし、駅の改札口にあったような。
とうい
2015/03/14 17:40
とういさん!!

そうかもしれない。
ここ数日、ものすごいアクセスです。
深夜から、立て続けに一日中・・・。
遡っていろんな記事にアクセスされてるの。
彼が読んでる?!

速達で届いた<除籍>の謄本を見て、また胸が詰まったけど、
ふっと涙が止まりました。
七海
2015/03/15 10:43
あのバールでの嬉しそうな顔が思い出されます。
七海さんの「あなたをわすれない」思いが沢山つまっていますね!
どろっぷす
2015/03/18 19:16
ここしばらく、ブログにご無沙汰していました。
今、前の記事とこの記事を読んで、胸がいっぱいになって絶句しています。
ご主人のこと、気になっていたのですが、そうでしたか……。

ご主人、旅立たれてからもいろんな不思議を起こしているみたいですね。
きっと今、七海さんの近くでニコニコしていることでしょう。
七海さん、お疲れでしょう。どうかお身体に気を付けて。
峰猫
2015/03/18 22:26
>君をいやだと思ったことなど
一度も
一瞬たりとも
ないよ

人生の中で どれだけの人が そう言って貰えるだろうか
終わらない長い手紙の中で
これからも あなたに 語り続けてくれるのでしょうね
”恋”はさらに深まり 新しいあなたがきっと生まれること
お待ちしています。 
桂川の乙女
2015/03/18 23:43
どろっぷすさん

そうそう、バールで撮った写真は殊のほか笑顔です。
「以前の勤務先の社内報に写真を」と頼まれ、
酔い機嫌の一枚を送りました。
椅子に横座りして、一緒に呑んでいる気持ちになる写真です。
それにしても、旅先の写真は呑んでばっか・・・爆
七海
2015/03/19 16:43
峰猫さん

昨日からずっと雨です

人の出入りがあるたびに
何度も記憶を行ったり来たり

トンネルだったはずの風景が見えたり
脇道の草花がアップになったり

轍がはっきりする頃には
哀しみが寂しさになるのでしょうか

寂しさは強さ
そんなことばを思い出しました
ありがとうございます
七海
2015/03/19 16:50
桂川の乙女さん

うれしいです。
わたしも、しみじみと思います。
今年の春分の日が結婚記念日で
三十五周年になるはずでした。
派手な喧嘩もしましたが、
いつも新鮮な想いで暮らしてました。
<恋人>だったと思います。
よほど恵まれた相性だったのでしょう。

そうですね。
>あたらしく・・・です。
ふたりで始めたことは封印して
リボンをかけているところです。

七海
2015/03/19 17:02
送られたのですね。
いつも、包容力のあるカッコイイ彼だなぁって思ってました。
ここに登場する英児さんは、「ご主人」でも「旦那さま」でもなく「彼」と呼ぶ方がしっくりくる感じでした。
七海さんが、ずっと恋してる感じが伝わって来てたから。
歳の離れた彼、きっといつも「かわいかわい」してもらってるんだろなぁ…七海さんてば…なんて(笑)

あたしも、絶対に先に送りたいと願っています。
寂しいだろな、悲しいだろな。
でも、先に送ってあげたい。残してなんて、いけない。
そう思ってます。
七海さん、いっぱい聞かせて下さい。
彼のこと。
彼と旅した風景。言葉。好きだったもの。
これからも、ずっと聞かせて下さい。
Can
2015/03/21 00:25
Canさん

どうしてらっしゃる?
あなたからは近しい感覚が匂います。
>残してなんて、いけない。
あなたの体温の高い情愛を感じますね。

昨日、閏年の2月29日に亡くなった心友の夫君が、
突然、お悔みに来てくれました。
炬燵で話すこと三時間半・・・二人で時折、涙ぐんで。
彼は妻を亡くした後、四国巡礼の旅に出立しました。
「僕は40日だったけど、60日で巡れると思うよ」
今、かなり本気で考えてます。

実は昨日、夜中の2時45分に、はっきりと目が覚めました。
形見となった腕時計をしたまま眠っているので確認したの。
<2時55分、心肺停止を発見>と診断書にありました。
「あっ。10分前だったのか」と思い、
それから、3時25分まで、腕時計を見ながら再現しました。
ぽろぽろ涙を流しながら。
そして、ふいに四国巡りのことが頭に浮かんだのです。
だから、同じ日の夫君の弔問に驚きました。

このところ、ずっと、
不思議な事が身の回りで起こっています。
八十八カ所を歩いてみようかな・・・・。
Canさんが背中を押したような気がしたんですけど。
ちがった?
七海
2015/03/22 18:50
随分とご無沙汰いたしております。
この記事も、何度か拝見いたしました。
でも私の中で、なんと声をかければいいのだろう。と
何度も何度も考えて悩みましたが、結局上手く言葉が見つからず。。。

ご主人も七海さんの側で、七海さんの描くガラス絵をご覧になられていることでしょう。
姿は見えないけれど、すぐ側でニコニコ笑顔でいらっしゃると思います。
寒くなりましたね。
風邪が流行りだしました。
七海さんもご自愛なさってくださいね(*^^*)
まりぃ
2015/10/28 18:16

コメントする help

ニックネーム
本 文
十日が過ぎて・・・・ どれみふぁ/○○/からの詩/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる